モバイルバッテリー レビュー:2023年以前のスマホへ充電するならこれで十分!エレコムの5,000mAhモデル

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 ここ最近、パソコン関連雑誌を読んでいるとスマホの急速充電などについて書かれているものを多く見かけるようになりました。USBコネクタに「Type-C」が増えたことが原因の一つだと筆者は思っています。最近のバッテリー周りの新商品を見ても「自分の使っているスマホに使えるだろうか?」と疑問を持つ人も多いかと思われます。
 そんな中、2023年以前のほとんどのモデルで「これ1台でスマホを十分充電できる」というモバイルバッテリーを紹介します。2023年以前に販売されたスマホを日中使いすぎて、内臓バッテリーだけでは持たないという人は今回紹介するエレコム社の5,000mAhモバイルバッテリーを使ってみてはいかがでしょうか?

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過充電・過放電・短絡・過電流・温度検知のそれぞれに保護機能を搭載する安心の日本メーカー製バッテリー

 手頃に購入できる値段でモバイルバッテリーを販売している会社は多くあります。ANKER(アンカー)やUGREEN、CIOといった他国の製品をAmazonなどで多く見かけるようになりました。そんな中、日本のパソコン関連サプライ品を多く手掛けてきたエレコムが製造・販売しているのが今回紹介しているモバイルバッテリーです。一番のポイントは見出しにもありますが「商品の安全性のための保護」をしている点です。バッテリーは扱い方を間違えると発火する恐れがあるため、知名度の低いメーカーのバッテリーに手を出すと要らぬ危険を抱えることになります。その点、本製品は充電のし過ぎや放電のしすぎ、電流が強すぎるなどの問題への保護を銘打っています。その他に飛行機への機内持ち込みが可能(輸送試験UN38.3合格品)であったり、PSE試験に合格していたりと安全性の高さを裏付ける文言が多数記述されています。

輸送試験UN38.3リチウムイオン電池の国際輸送において、試験項目のうち全セルまたは全組電池が各試験で合格判定を得た製品
PSE試験
(Product Safety of Electrical Appliance & Materials)
電気用品の安全性を確認する検査で、日本の「電気用品安全法」に基づいて行われます。電気製品が原因の火災や感電などの事故から消費者を保護することを目的としています

総重量110g、厚さ12.7mmでYシャツの胸ポケットに入れられるほどサイズが小さい

 バッテリー本体の重さは約110gほどで厚さ12.7mm、幅63mm、高さ92.5mmとかなり小さくYシャツの胸ポケットなどにすっぽり収まります。ケーブルも含めると135g程度に。私の持っているスマホのGoogle Pixel 7aが193g程度なので、重さとしてはスマホ2個を持ち歩くのと同じ程度の重さです。スマホもう1個分を胸ポケットなどで持ち歩くのは重さがネックとなるでしょうから、普段持ち歩いているリュックサックやショルダーポーチなどにバッテリーを保管して、充電するときだけ胸ポケットなどに一緒に入れて充電する、という作業が必要になりそうです。

カラーバリエーションも豊富で、自分の好みになった色のバッテリーを選べる

 前述で貼られているリンクからもわかる通り、本製品はカラーバリエーションが非常に豊富で6種類から好みの色を選ぶことが出来ます。筆者は「ブルー」を選びました。なお、色によって性能が違うということはありませんので自分の好みに合った色を選んで全く問題ありません。念のため、下に商品の商品コードの末尾から色を見分ける方法について記しておきます。

商品コード実際の色
BUブルー
GNグリーン
PNピンク
WHホワイト
WFホワイトフェイス
GYダークグレー

 Amazonは商品詳細で色の選択の変更ができるため、下記のリンクから商品詳細を開いて違う色を確かめてみることをお勧めします。

USB PD(Power Delivery)に非対応。だが2023年以前のスマホもほとんど非対応なので問題なし

 ここ最近急速充電ができるとのことで有名になっている「USB PD」。これに対応していると最大で240W(ワット)の給電、充電が可能になります。ですがUSB PDに対応しているスマホは2023年に発売されたごく一部のハイエンドモデルからミドルレンジモデル、2024年以降のモデルを除いてほとんど対応していません。そして今回紹介している本製品もUSB PDに対応していませんが、USB PD非対応にしては高い12Wの給電・充電が可能です。将来的なことより、今保有しているスマホやタブレットの充電に対して安さと安全性を重視するのなら、本製品はぴったりと言えるでしょう。

数値上ではバッテリー総容量は2023年以前のモデルのスマホバッテリー1台分以上あるが、100%までフル充電はできず

 本製品の総容量は5,000mAhありますが、2023年以前のだいたいのスマホの1台分以上の容量があります。筆者が所持しているスマホのGoogle Pixel 7aで実際に使ってみた感じでは、スマホの電池残量が22%までになったときに本製品とスマホをつないで充電してみましたが、1時間半ほどで85%近くまで充電することが出来ました。
 Google Pixel 7aのバッテリー容量は4,300mAhなのですが充電効率が悪いのか4,300mAhを上回る5,000mAhの充電池では100%までフル充電できないようです。

バッテリーをフル充電するのに3時間30分程度。就寝前に充電する癖をつければ毎日使える

 バッテリーの電池残量が0%になってからフル充電するには3時間30分程度かかります。実際に筆者も同じように0%から充電してみましたが、仕様書通りの時間で充電されました。本製品の電池残量を調べるには、電源ボタンを1秒以下で短押しするとUSB Type-Cの隣に付いている4つのLEDランプが光って電池残量を示してくれます。

 なお4つのLEDランプが示す電池残量は下に貼った写真のとおりです。

2023年頃の一部と2024年以降のスマホは、ハイエンドやミドルレンジのスマホで急速充電対応が増加

 2024年になってスマホを最新モデルに買い換える予定がある人は、本製品を選ぶ理由は全くありません。前項で示したUSB PDに対応したスマホが多数登場しているためです。USB PDに対応したことによって65W~67W程度の急速充電が可能な充電器や、22.5W~30Wの給電が可能なモバイルバッテリーなども販売されるようになりました。そのため、2024年以降にスマホを購入する人は充電器やモバイルバッテリー、そして忘れがちなのはUSBケーブルも最新のものに買い換える必要があると覚えておくとよいでしょう。なお、Amazonや楽天市場でUSB PDに対応している充電器やモバイルバッテリー、USBケーブルを調べた結果、見つかったものをいくつか下に紹介します。

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