筆者はパソコンを長い間使ってますので、電源を供給するタップも過去にいろいろなものを購入してきました。ですが今回ご紹介する電源タップはタイトルにあるように「タワー型」をした特殊な電源タップで、使いやすさを実感してからは電源タップを取り替える時は必ずタワー型を購入するようになりました。現在の家電量販店でよく売られている電源タップと異なってコンセント差し込み口がばらけているため、アダプタがコンセントに直付けされているものなどもスマートに接続することが可能なので、非常に気に入ってます。そんな変わった電源タップを今回ご紹介します。
タワー型電源タップによるメリット
並んだタイプの電源タップとは違って極めて異質に感じるタワー型電源タップ。しかし非常にいろいろなメリットを持っています。どういったメリットがあるか箇条書きしてみましょう。
- アダプタ付きコンセントを差し込んでも隣のコンセント差し込み口に干渉しない
- 並んだタイプのコンセントと異なり、設置場所の占有が少ない
- 縦型に設置するため、ホコリが溜まる心配がない。またホコリ防止シャッターも備える
- USB Type-A×3、USB Type-C×2の差し込み口を備え、45WまでのUSB Power Delivery(PD)に対応している
- 多数の電源コンセントやUSBケーブルを接続できるため、電源周りを管理するターミナルのように扱える
以上の事が今回紹介するタワー型電源タップのメリットです。次の項目から、そのメリットの詳しい理由についてご紹介していきます。
隣のコンセント差し込み口に干渉しない
まず一番便利なのは、紹介している製品のコンセントの差し込み口は8箇所あるのですが、その8箇所のどこかをアダプタ付きのコンセントで隣に差し込めなくする影響が全くなく差し込めるという点です。並んだタイプの電源タップを使っていた事のある人なら何度かこの問題に悩まされた事がある人がいると思います。しかしこの電源タップはその煩わしさを改善してくれますので、是非お勧めしたいところです。
円形で縦置きで設置するため、占有場所が少なくて済む
次に挙げるのは電源タップの占有場所が少なくて済むという点です。並んだタイプの電源タップでは横に非常に長く場所を占有してしまいますが、今回の電源タップは直径13cm、高さ15cmと大きく感じないサイズです。実際にコンセントを差すことで直径20cmぐらいは場所を占有してしまいますが、横幅が狭い分、使ってみるとコンパクトに感じます。
長年使い続けると溜まっていくホコリの問題が起きづらい。またホコリ防止シャッターもつく
更にコンセントの差し込み口が当製品を設置した時は横側に差し込む事になるため、上を向けて設置することの多い通常の電源タップと異なり、ホコリが溜まりづらいというメリットも見逃せません。ちなみにホコリ防止シャッターという機能もついているので、ホコリによる障害が発生する可能性は極めて低いでしょう。
Type-C×2, Type-A×3のUSBコネクタを持ち、USB PD(Powe Delivery)対応で45Wの急速充電を可能とする
そしてもう一つ挙げたいのがUSBコネクタの充実とUSB Power Deliery(PD)に対応しているという点です。今回紹介している電源タップはUSB PDという急速充電に対応しており、USB-Type Cコネクタ1つに対してUSB PDに対応しているスマホや充電バッテリーなどを接続すると、最大45Wで充電出来ます。ただ注意点として、他のUSB PD対応コンセントにも言える話ですが、USB Type-C1つのみ使った場合の充電速度なので、2つ以上接続すると充電速度が落ちますので注意が必要です。
ちなみにUSB PDに対応した充電器は、Amazonで確認している限りでは1個当たりで4,500円以上はします。このタワー型電源タップは筆者記載時点で7,400円程度ですが、コンセント周りを刷新するつもりで考えればUSB PD対応充電器のみ買うよりもこの電源タップを買った方がメリットは大きいでしょう。
参考までにUSB PD対応充電器へのリンクを貼り付けておきますので参考までにご覧ください。
電源タップをボルトで固定ができるが、家庭やパソコン用での使用では特に必要なし。DIYが得意な人は机の裏側に設置するなども出来る
紹介している製品の取扱説明書によると、ボルトによる設置場所固定が可能であるとの説明があります。電源タップの底辺から4箇所に渡ってボルトを締め付けるためのネジ穴を引っ張り出すことができ、その4箇所で固定することによって当製品を固定するというものです。
ただ、床や机の上に置いて設置する場合には固定しておく必要はほとんどありません。ただ、Amazonの商品紹介画像などにも書いてありますが、机の裏側に固定して吊るすような形で設置する、という事を考える方にとっては便利かと思います。
筆者のタワー型電源タップの使用状況
実際にタワー型電源タップを利用するとどんな風になるのでしょうか?筆者の環境を写真に収めて貼ってみました。
コンセントを埋めている製品は、デスクトップパソコン、デスクトップのディスプレイ、タブレットパソコンのアダプタ付きコンセント、光回線終端装置(ONU)、Wi-Fi 6Eルーター用電源アダプタ、サーキュレーターの計6カ所を接続しています。
更にUSBはType-Cを1本とType-Aを1本接続しています。USB Type-Cはスマホと充電バッテリーの充電、USB Type-Aにはワイヤレスイヤホンや古いiPadのライトニングケーブルやType-micro Bに変換するコネクタをつけて使っています。
ただ注意点として、このタワー型電源タップは総計1300Wまでしか対応できません。ドライヤーや電子レンジといったワット数が非常にかかる製品を同時に接続するとブレーカーが落ちる可能性がありますので注意が必要です。