ホワイトアウト・サバイバルにて同一サーバ上、またはSvSによるサーバ同士の決戦において非常に重要でかつ強大な機能の使用権を争う「王城決戦」イベント(※最強王国上での実施も含みます)。このイベントでは同一サーバ内の競合同士による戦闘や、SvSである「最強王国」による各サーバ全体における太陽城の奪い合いなどで多数の兵士が負傷していきます。
そんな中、特に「最強王国」において太陽城の争奪戦の開始前の数時間の間と、太陽城の争奪が終わった後の数時間において互いの王国の弱い相手を都市攻撃を行っていくという行為が発生し、その犠牲となって大量の兵士を失っていく方もいます。今回はそんな兵士を失ってしまった方が、全兵士は無理なものの、約9割は時間をかければ回復可能である事と、その回復に使われる機能の説明になります。最強王国か王城決戦で多数の兵士の死者が出た人はゲームを引退する決意をする前に兵士が復活できることに希望を持って頂きたいところです。
負傷した兵士が増えたときどのように扱われるか
まず兵士が負傷した場合、どのように処理されているのでしょうか?簡単なフローチャートを書きましたので下記の画像をご覧ください。
※「部隊復活(戦地医療所)」については以後「部隊復活」と表記します

上記の画像を詳しく説明していきます。負傷した兵士が送られる「軍医所」と「兵士募集所」にはそれぞれ収容量に限界が存在します。この限界を超えてしまうと、軍医所の場合は兵士募集所へ、兵士募集所でも収容量を超えてしまった場合は王城決戦イベント(最強王国中も含む)の最中での負傷に限り、「部隊復活」へ兵士が送られる形になります。なお部隊復活には収容量の増減は存在しません。また、王城決戦イベント以外で兵士募集所を越える負傷者が発生した場合はその負傷兵士全てが復活出来ないことになります。
「軍医所」での兵士回復方法
それでは各施設の特徴と兵士の復帰方法について言及していきましょう。まずは負傷兵が最初に収容されるのが「軍医所」です。どういう表示がされるのか、筆者が実際に大きな被害を受けた直後にスクリーンショットを撮っておいたのでご覧ください。

スクリーンショットの右上に「重傷ユニット」という欄がありますが、ここが軍医所が負傷兵士を収容できる量を示しています。スクリーンショットのとおりこの時は収容量を超えてしまっていたため、上限の124,800人の兵士が軍医所に収容されています。
この軍医所に入った兵士は入っている全ての兵士が復帰可能です。ただし治療を開始した後に表示される時間を経過、もしくは治療加速を使うか、同盟支援によって時間短縮を受ける方法によって回復可能です。ただ、兵士募集所にまで負傷兵士があふれている場合は時間加速を消費してでも早めに兵士を復活させた方が良いです。後述で詳しく言及しますが、軍医所に収容されている負傷兵の数によって兵士募集所の復活が遅くなるためです。
「兵士募集所」における兵士回復方法
軍医所の次に兵士が送られてくる「兵士募集所」について言及します。軍医所で入りきらずにこの施設に送られてきた兵士は、兵士が負傷したという扱いではなく同じランクの兵士を募集して補充する、という建前になっています。ですが実際には同じランク・同じ種類の兵士が戻ってくるので復帰といって差し支えありません。
まず兵士募集所に兵士が送り込まれてしまった場合ですが、下のスクリーンショットのように都市内の建物である「兵士募集所」にアイコンが表示されるようになります。このアイコンがあるときは軍医所の収容量を上回って兵士が負傷した合図となります。

そして兵士募集所に兵士が送り込まれてしまった場合ですが、兵士募集所をタップしてメニューを開いてみると、一部の兵士は「即募集可能」という項目があり、失った兵士をすぐ復活させることが出来ます。実際の画面については下のスクリーンショットをご覧ください。

この上のスクリーンショットはサブキャラが兵士募集所に至るまで損害がなかったときに撮影した画像なので、収容量を超える兵士数にはなっていません。大雑把な計算ですが各レベルの各兵種の負傷した兵数の15%が「即募集可能」の欄にリストアップされます。この表示がされている時に「即募集」ボタンを押すと、リストの兵士の数だけ全て即復帰します。しかし、残りの負傷した兵士については下記にして説明するような長い工程を経て復活させる事が出来ます。まずは収容量いっぱいになった時の兵士募集所の次の画面をご覧ください。

兵士募集所の収容量のほぼ限界に近い兵士数が収容されている状態で兵士を復帰させるにはどうしたら良いか?ですが、画面下部に表示されている「忠誠値」という兵士募集所独自のポイントを貯める事によって兵士の復帰を行うことが可能です。ただ、兵士募集所に収容できる限界に近い兵士を復活させるためには忠誠値を上のスクリーンショットの場合は250万程度集める必要があります。しかし忠誠値はそう簡単に集めることが出来ない他、後述しますが復帰させる兵数が減る毎に累積する忠誠値ポイントが減っていく為、完全に復帰を果たす為には復帰させる兵士が減っていく毎に時間がかかるような仕様になっています。
それでは忠誠値という値について深掘りしていきます。この忠誠値は時間経過と共に自動的に増えていくものと、資源採集によって得られるものと2通りあります。
まず時間での増加ですが、次のスクリーンショットで示している通り、復帰が必要な兵士の数が数十万に達している時には「忠誠値の累計速度上限」である14,500ポイントがそのまま1時間経つ毎に加算されていきます。

ただし、この忠誠値は復帰させる兵数が減っていく毎に3/4、2/4、1/4、1/10と段階的に時間で増えていく忠誠値が減っていきます。その減っていく状況を下のスクリーンショット群で示しますのでご覧ください。




上のスクリーンショットの通り、累計速度がどんどん減っていくのが分かると思います。ただ、2/4になった時と1/10になった時の累計速度が計算通りにならずに端数が発生しているのを確認出来るかと思いますが、これは「軍医所」に溜まっている負傷兵がいる場合に減算されるためです。現時点で軍医所に収容されている兵数が10で割った時の数値に、余りがあるときは全て切り上げしてその結果を累計速度から減算します。例えば1/10の時は累計速度上限の14,500の1/10の1,450から2足りないのですが、これは軍医所に11人以上~20人以下の負傷兵が収容されている為、となります。上述で少し触れていましたが、軍医所の兵士は早く回復させた方が良い、というのはこの兵士募集所の特殊なシステムに対応する為なのです。普段遊んでいる時の軽微な負傷なら良いのですが、1万を越える負傷兵を放っておくと忠誠値を貯めるのが大変辛くなるのは今の説明でだいたい察しが付くと思います。
次に兵士募集所の自動加算される忠誠値以外にもう一つある忠誠値の貯め方です。
下にスクリーンショットを貼っていますが、資源の採集によっても忠誠値を貯めることが出来ます。

スクリーンショットにも書きましたが、レベル8の採集場を最後まで採集し尽くした場合に、350ポイントの忠誠値が加算されます(※素材が石炭・鉄鉱で数量が少なくても350ポイント得られます)。先ほどの忠誠値の累計速度が下がってくると少しでも兵士を早く復帰させる為に採集を実施し続けた方が復活の近道となります。
さて、では忠誠値をいくら貯める事によって兵士を復帰させることが出来るのでしょうか?これは「兵士1人につき3.8ポイント」ほど忠誠値を貯める事によって復帰させられます。端数は切り捨てになる模様です。下のスクリーンショットで実際に復帰させる時に必要なポイントを示します。

赤丸をつけている場所を確認していきましょう。まず忠誠値の累計ですが187,994ポイントあります。そして復帰させる兵士は弓兵のみ49,472兵です。これで除算すると187,994÷49,472≓3.8となります。この3.8ポイントの交換比率は忠誠値の累計速度の減少とは異なり、変わることはありません。
「部隊復活(戦地医療所)」における兵士回復方法
最後の兵士復活箇所である「部隊復活」です。これは上述のフローチャートで書いてあったとおり、王城決戦(最強王国も含む)のイベント中に軍医所と兵士募集所でまかないきれない兵士の負傷があったとき限定で最大で軍医所・兵士募集所からあふれた損失兵士の9割を復帰させることが出来る「最後の砦」となります。
まず「部隊復活」を行うことが出来るところはどこか?という点です。場所は通常イベントの「王城決戦」タブまで遷移して画面右下にある「部隊復活」という青いボタンを押すことによって兵士の復帰可能画面が表示されます。

部隊復活ボタンをタップすると下のスクリーンショットのように軍医所と兵士募集所の収容量を超過し、結果として死亡(損失)してしまった兵士の一覧が表示されます。

上のスクリーンショットは王城決戦終了後に初めて部隊復活を開いたときの画面です。画面上部に「復活可能:30%」と「復活済み:0%/90%」と書かれています。この内容が示すとおり、部隊復活では30%の兵士は無償で復帰させることが出来ます。ですが90%まで回復させるためにはスクリーンショットの画面下部にある「【復活薬剤】を使用」ボタンと「救援要請」ボタンを使ってダイヤの消費や同盟メンバーの支援を受けて回復することになります。
まず上のスクリーンショットにある「30%」の復活可能な兵士を復活させてみましょう。「今すぐ復活」をタップすると次のような画面になります。

兵士募集所では復活させる兵種を選ぶ事が出来ましたが、部隊復活では全ての兵士を均等にしか復活させられません。その為、損失した兵士から優先して復活させたい兵種(例えば弓兵など)があったとしても選ぶ事が出来ず、この部隊復活に送られてきた兵士はまんべんなく1割ほど復活不可能でロストすることになります。なお、下に30%ほど復帰した状態の部隊復活メイン画面のスクリーンショットを貼り付けておきます。

それでは残り60%を復活させるための方法について記載していきます。まず「復活薬剤」についてです。部隊復活のウィンドウを表示している際に、画面の左下付近にある「【復活薬剤】を使用」ボタンをタップします。

タップが終わると、下のスクリーンショットのように復活薬剤を1個ずつ購入するかどうか問われます。復活薬剤の購入数が増える毎に薬剤の値段も上がっていきますが、兵士の復帰の方が何よりも重要なので躊躇せず購入しましょう。ちなみに10個まで購入する時のダイヤの消費数は下記の表の通りです。

| パーセン テージ | 消費 ダイヤ |
| 1% | 50 |
| 2% | 100 |
| 3% | 150 |
| 4% | 200 |
| 5% | 250 |
| 6% | 300 |
| 7% | 300 |
| 8% | 300 |
| 9% | 300 |
| 10% | 300 |
| 合計 | 2,250 |
薬剤を買った後は10%だけの兵士の復帰で良いのであれば「【復活薬剤】を使用」をタップした時の画面に戻り「今すぐ復活」ボタンをタップする事で兵士を回復させることが可能です。
さて、次は「救援要請」についてです。この救援要請は同じ同盟のメンバーに「蘇生経典」というものを寄付して貰うことで最大50%まで回復させることが出来ます。所属している同盟メンバーの全員が王城決戦イベントの終了後に「蘇生経典」というアイテムを20個自動的に持つことになります。この蘇生秘典を「部隊復活」にまで被害が広がっている人に「援助」として蘇生経典を与える事により、部隊復活で50%ほどの兵士復帰が行えるようになるわけです。では実際に救援要請を実施してみましょう。下のスクリーンショットのように「救援要請」ボタンをタップします。

救援要請ボタンをタップすると、同盟チャットの方に次のようなメッセージが自動的に投稿されます。

ここまでの手続きを終えると、同盟チャットを見ているであろう同盟メンバーから「蘇生経典」を援助として送って貰う事が出来るようになります。なお「蘇生経典」は自分に対して使う事は出来ません。
ここからは「蘇生経典」を送る側の操作です。上のスクリーンショットにあるようなメッセージを直接タップして援助を行う事も出来ますが、下のスクリーンショットのように王城決戦イベントのページから「盟友を援助」ボタンをタップして次の画面を表示させてからでも援助することが出来ます。

タップが終わると「部隊復活」に兵士が送られるほど兵士の損失があった人で「救援要請」を出している人の一覧が下のスクリーンショットのように表示されます。

上のスクリーンショットにもあるように握手のアイコンをタップすることでリストの対象者に対して蘇生経典を救援として送ることが出来ます。次に実際に握手アイコンをタップした後の画面遷移です。下のスクリーンショットのように蘇生経典を5個と1個のどちらかで援助することを選びます。下の例では5個送ることにしていますが、一人当たりに送る数の制限はないので、一人だけ復活を援助したいのなら蘇生経典を20個全て一人に援助しても問題はありません。


ここまでの手続きが無事終わり、復活薬剤と救援要請の2つによる兵士の復帰が60%に到達したときの結果と、復活させるための画面遷移について説明していきます。

部隊復活のメイン画面で「復活可能」の数値が60%に到達しているのを確認した上で「今すぐ復活」ボタンをタップしましょう。そうすることで次の画面に遷移します。

上のスクリーンショットで示している通り、60%の兵士復帰が可能である事を示していることが分かります。今回のスクリーンショットのサンプルですが筆者がボロ負けした時のもので、64万強の被害を受け、そのうちの60%である38万強を復帰させることになります。「決定」ボタンをタップしましょう。

上のスクリーンショットでは60%の兵士を復帰させ、初期状態で回復可能だった30%分と合わせて部隊復活における限界である90%の兵士復帰を行うことが出来ました。直近のスクリーンショットの数値を計算すれば分かりますが、6.4万程度の兵士の損失は非常に大きいものです。ですが部隊復活で復活出来た9割が部隊として戻ってくるだけでもだいぶ気持ちが楽になります。1割の損失はあるとはいえ、軍医所と兵士募集所を越えた兵士の損失によって兵士が大幅に減ってしまうような事があった場合には筆者もショックでゲームを辞めてしまおうかと悩みました。ですが時間と手間をかければ兵士が戻ってくるのは有り難いです。




