同盟にある程度メンバーが集まり、同盟の強化をしたいと思うようになった頃に狙ってみていただきたいのが、今回紹介する「ステーション」です。フィールドマップに点在しているステーションは、占領することによって同盟メンバー全員に特定の能力強化を提供してくれます。しかし注意として占領したいステーションの近くまで自分の同盟領地を接近させる必要があるなど面倒な事も多いので、今回はこのステーションについて、どんな種類のステーションがあるかの紹介もかねて説明したいと思います。
そもそもステーションとは何?
いったいステーションとはどんなものなのか?についてですが、簡単に説明すると「同盟全体の能力を強化してくれる施設」というのが適格でしょう。恩恵を得るためには後述する方法で占領する必要がありますが、一度占領に成功すると3日間はバリアが適用されて他の同盟に占領される心配なく恩恵を得ることが出来ます。3日が経った時には占領を継続するために24時間防衛するか、他の同盟に奪われて15分間占領を継続されるかのどちらかで新たな占領主が決まります。下にスクリーンショットを貼ってますが、ステーションはマップ上ではこのように表示されています。黒塗りされていますが、ステーションを占領している同盟の略称が表示されます。

ステーションを占領するために必要な「領地の拡大」
ステーションを占領する上で重要な事は「ステーションが設置されている土地に自分の同盟の領地が設置されている」です。これが出来ていないといくらステーションの占領をしたくても行うことは出来ません。そこでステーションの近くまで同盟の領地を拡大する方法として「同盟旗」という建物を使います。下が同盟旗の設置をしているサンプルのスクリーンショットです。

この同盟旗ですが最初に同盟本部を作った時の領地から隣接する土地に対して作っていく事が出来ます。言い換えると、同盟本部や先に作った同盟旗に隣接していない土地(飛び地)には同盟旗を作ることは出来ません。この記事を読んでいる方がもし特定の能力のステーションを占領したいとして、そのステーションが非常に遠い場合はどうなるか、というと自分の同盟本部から同盟旗を非常に長く隣接させながら設置していく、とい作業が必要になります。なので同盟の領地を移転する「同盟本部(雪原)」を建てる時などは近くに欲しい能力を持つステーションがあるかどうかもチェックする必要があるでしょう。
同盟旗でステーションに領地を隣接させる同盟旗の建築手順
さて、それでは同盟旗をどのように設置していくかを解説していきます。

まず占領したいステーションに最も近い自分の同盟の領地の近くで何も建造物のない場所をタップしてメニューを出し「建造」をタップします。
※建造によって同盟旗を建てられるのはR4以上しか出来ません。一度建造を開始した時の時間短縮として建造中の同盟旗に駐屯するという援助行為は可能です。

同盟領地というメニューが表示されるので、今回は同盟旗を建造したいので「同盟旗」を選んで「建造」をタップします。

先の画面で建造をタップすると、フィールド画面に戻って「同盟旗」を建造する場所を確認するメニューが表示されます。同盟旗の設置が可能だと上の画面のように緑色でフィールドが染色されますので、その位置でOKならば「建造」をタップして確定します。
ここまで完了したら同盟旗の設置位置までは確定してますが、実際に同盟旗として機能が働くには建造を始めた同盟旗に部隊を送って建築を行わなければなりません。一人で建造した場合は30分程度、他の同盟メンバーも協力してくれた場合は15分ぐらいまで時間を短縮することが出来ます。

この同盟旗の手順を繰り返し、同盟ステーションの近くに旗を建てた場合はどうなるか、というのが上のスクリーンショットです。青の同盟旗と領地は自分の同盟のものですが、このようにステーションの近くにある黒い土地に対して同盟の領地を隣接させることによって初めてステーションの占領に参加する事が出来るようになります。
ただ今回の手続きの注意点として、サーバのローカルルールなどで「同盟旗によってステーションを囲ってしまう」などという他の同盟が占領出来ない状態を作る事を禁止していることがあります。上のスクリーンショットでは同盟旗1個でしか設置していませんが、他の同盟をシャットアウトするためにステーションの隣接地に旗を建てまくって妨害することが出来てしまうため、その手法による独占を禁止している可能性があります。その辺は自分のサーバのローカルルールをよく確認して対応しましょう。
占領するためには
さて、無事ステーションの近くに自分の同盟の領地を隣接することが出来たなら、どのようにステーションを占領すべきでしょうか。
まず占領したいステーションの状態が占領が可能かどうか調べましょう。下のスクリーンショットのようにバリアが貼っている場合は「保護状態」に書かれたカウントダウンが完了するまで占領する事は出来ません。

占領したいステーションが保護状態が消えたときどうなるかについては下記のスクリーンショットをご覧ください。

この上のスクリーンショットのように「争奪可能状態」と表示されていると、ステーションの近くの土地に同盟の領地を隣接させた同盟全てが占領を行うことが出来るようになります。ちなみに上のスクリーンショットは8時間弱ですが、実際には保護状態が解除されてから占領者が一度も変わらなければ24時間占領し続ける必要があります。
さて、この状態になったのなら早速占領してみましょう。相手が全く0ならば一部隊だけで占領出来るでしょうが、駐屯している場合もあるので「偵察」をうまく使って状況を確認するのが良いでしょう。無事占領が完了すると下記のようになります。

無事自分の同盟で占領する事が出来ると、「完全支配まで」ということで下の表の「必要占領時間」に従った分のカウントダウンが開始されます(※スクリーンショット上では時間が経過して残り8分になっています)。この時間帯の間に他の同盟にステーションを奪われた場合は、もう一度下の表に示した必要占領時間のカウントダウンを開始して占領者が変わらなければ占領完了という扱いになります。
施設レベル | 必要占領時間 |
1 | 15分 |
2 | 20分 |
3 | 25分 |
4 | 30分 |
上記の手続きを踏んで占領が完了した場合、3日間の保護状態がスタートし、前述のスクリーンショットで貼り付けたように「保護状態」としてバリアが張られます。この状態になったら他の同盟は一切手出しが出来ませんので、ステーションに駐屯させている兵士を戻して問題ありません。
ステーションでの争奪で戦闘になった場合の特殊事項
ステーションを占領するときの特殊事項として、ステーション争奪での戦闘において「レベル1からレベル3までのステーションは負傷はあれど損失(死者)はない」という点があります。普通にサーバ内の都市に攻撃を仕掛けた場合は損失(死者)が発生しますが、レベルの低いステーションを争奪する上でのみ、死者が出ないので遠慮なく占領のために戦闘を仕掛けることが出来ると言えるでしょう。なお、争奪を仕掛けて負けた場合に負傷する兵士の数は次の表の通りです。
※表にもありますがレベル4のステーションのみ、兵士の死亡が発生します。
施設レベル | 最大負傷数 | 最大死亡数 |
1 | 兵士の10% | なし |
2 | 兵士の20% | なし |
3 | 兵士の30% | なし |
4 | 兵士の30% | 兵士の10% |
全てのステーション一覧
ここまでで占領に関わる内容を説明していきましたが、実際に占領することが出来るステーションはどのような種類が存在しているのでしょうか?下記にスクリーンショットを交えて紹介していきたいと思います。


資源採集のスピードを5%アップしてくれるステーションです。「廃棄された」採集場での素材の取得速度に影響します。


自分の都市での生肉、木材、石炭、鉄鉱を生産するスピードが加速します。採集と違って自分の都市での生産に影響するので影響は大きいでしょう。


科学研究所や戦争学園での研究速度を5.0%アップします。研究速度のアップは科学研究所のみのアップに頼ると非常に日数がかかって上げづらいため、5%とはいえ研究の速度アップの影響は大きいでしょう。


こちらは建築物の建造速度の5%アップです。火晶レベルに入る前ならばこのステーションはかなり大きい効果があると思います。


兵士の訓練速度の5%上昇ができるステーションです。兵士の作成を効率的に行いたい同盟の方は選んで損はありません。


部隊攻撃力がアップされるステーションです。太陽城などでリーダーを務める同盟などにおいてはこのステーションとレベル4の武器工程ステーションと共に確保しておきたいところです。


部隊防御力がアップされるステーションです。5%はやはり大きいので、戦闘を多く行う同盟では確保しておきたいステーションと言えます。


太陽城でトップを取っている同盟においては必須と思われるステーションの一つです。15%も移動速度が上がるということは、占領において先に移動できるアドバンテージがあるほか、駐屯地への兵士の補充などもスピードが早く行うことが出来るので、是非トップをとりたい同盟の方は占領を考えるべきでしょう。


レベル1技術工程ステーションと重複して能力を取得出来るレベル3のステーションです。レベル1のステーションと併せて取得出来ると13%という非常に大きな研究速度アップが見込めるため、狙える同盟は狙ってみることをお勧めします。


レベル1建築工程ステーションと重複して効果を得ることができるステーションです。建造速度が8%もあると、建造物の建築速度がかなり上昇します。大溶鉱炉レベルが20以上の人が多い同盟では特に役立つと思われます。


レベル2の武器工程ステーションと重複することができるステーションです。8%の攻撃力アップは非常に大きいので、狙える同盟は是非狙ってみることをお勧めします。


レベル2の防御工程ステーションと重複することができるステーションです。8%の防御力アップは、攻撃力アップと同様に非常に大きいものなので、狙える同盟は是非占領を狙いましょう。
上記のスクリーンショット群を一覧表にした結果です。
建築物名 | 占領効果 |
レベル1採集工程ステーション | 資源採集速度+5.0% |
レベル1生産工程ステーション | 資源生産速度+5.0% |
レベル1技術工程ステーション | 研究速度+5.0% |
レベル1建築工程ステーション | 建造速度+5.0% |
レベル2訓練工程ステーション | 訓練速度+5.0% |
レベル2武器工程ステーション | 部隊攻撃力+5.0% |
レベル2防御工程ステーション | 部隊防御力+5.0% |
レベル3遠征工程ステーション | 部隊出征速度+15.0% |
レベル3技術工程ステーション | 研究速度+8.0% |
レベル3建築工程ステーション | 建造速度+8.0% |
レベル4武器工程ステーション | 部隊攻撃力+8.0% |
レベル4防御工程ステーション | 部隊防御力+8.0% |
最後にこのステーションの占領について、スクリーンショットの注意書きにも記述されていますが、タイプとレベルが同じステーションは重ね掛け(重複)できない事を覚えておく必要があります。例えばレベル2武器工程ステーションを2カ所占領しても、一カ所は重複になるため効果がない、ということになります。しかしレベル2武器工程ステーションとレベル4武器工程ステーションをそれぞれ占領した場合は重複が可能であり、合計で13%の部隊攻撃力アップができる、ということになります。