キルイベントである「全軍参戦」になると、どこのサーバでもタイルキル(採集場にて攻撃を仕掛ける事)や都市攻撃などが解禁され、ポイント稼ぎのために様々なプレイヤーが戦える人を探し出しては相手の兵士量を削る作業に没頭する方が出てきます。筆者はNPCならば倒す事にためらいはないのですが、プレイヤー同士の戦いは正直あまり行いたいと思いません。そんな私と同じような人が多数いると思いますが、今回紹介するのは全軍参戦(キルイベント)で大活躍だと思われる「同盟安全採集ポイント(大型採集場などと略してます)」を作る機能がつい最近追加されたので、その大型採集場がどんなメリットがあるのか、また運用の仕方や注意点などを記していきたいと思います。先に記述すると、「タイルキルの発生しない採集場」である事がどれだけメリットがあるかを伝える文章になるでしょう。
同盟安全採集ポイント(大型採集場)とはどんなもの?
まず大型採集場と今後略させていただきますが「同盟安全採集ポイント」という正式名のこの建物は、同盟機能の「特殊建築」に該当する、特殊な能力を持った建築物です。他に同じもので例を挙げると「同盟罠」がそれに該当します。この建築物のメリットやルールを箇条書きしますと…
- タイルキル(採集ポイントで攻撃を仕掛けられる事)が行えない特殊な採集ポイントである
- 採集した素材は「安全資源(素材)」として都市攻撃を受けて負けた際に、資源を略奪されるのを防ぐ
- 建築して12時間経過するまで同盟のメンバーがいくらでも、何人でも採集を行う事が出来る(建築物としての採集の限度数が存在しない)
- 大人数で採集出来るが、採集できる素材数はプレイヤー個々の科学技術などの結果に左右される(他者の採集に関わる能力と重複したりしない)。また採集される量もプレイヤー個人の採集能力の結果のみが適応される
- 「採集」に関わる能力で素材を取得する為、採集の能力が高いほど、採集を始める時間が早いほど素材を取得出来る量が多くなる
というようなメリットなどを持っています。何よりも特筆すべきはやはり「タイルキルが行えない」事にあると思います。全軍参戦のイベントなどではタイルキルが当たり前に行われ、採集で資源を集めたい人にとっては兵士を採集に派遣することが出来ずに兵を余してしまう事態になっている方は数多いと思いますが、その問題を部分的にではありますが解決してくれる能力を持っているこの建築物は採集をしたい人にとってまさに「助け船」のような存在です。
さて、では大型採集場はどんな建物でしょうか。下にスクリーンショットを貼り付けていきます。
まず生肉の対象となる「大型養殖場」と木材の対象となる「大型製材所」です。
次に石炭の対象になる「大型コークス工場」と鉄鉱の対象となる「大型製鉄所」です。
同盟安全採集ポイントを建築する方法と建築ルール
さて、それでは大型採集場を建築するにはどうしたら良いかを説明していきます。まず大前提として、建物の建築を行えるのは同盟の盟主(R5)かR4の方々だけに限りますのでご注意ください。
では方法です。大型採集場を建築したい場所を同盟領地内にある空き地から選び、タップして次のメニューが表示されたところで「建造」ボタンをタップします。
タップした後に「同盟領地」という同盟機能の一部が表示されますので、「特殊建築」タブをタップします。
特殊建築タブをタップすると、画面の中央から下の辺りに「同盟安全採集ポイント」というタイトルの建物一覧が表示されますが、それらが今回紹介している大型採集場になります。この一覧から同盟全体で採集したい素材に応じた建物を選んで建築することになります。
なお、この4種類の建物を建築しておけるのは1種類だけに限ります。例えば大型養殖場を建築した場合は残りの大型製材所、大型コークス工場、大型製鉄所は建築できなくなります。もしどうしても建築したいのであれば、大型養殖場を「取り壊し」して建て直すか、建物の有効期限である12時間後に新たに建て直すかどちらかで対応することになります。またこの大型採集場を使える人は大溶鉱炉レベルが15以上の人に限られます。大溶鉱炉15未満の方は頑張ってレベルを上げましょう。
同盟安全採集ポイント(大型採集場)で採集を行うには
それでは大型採集場で採集を行う方法について記述します。まず建設した旨の連絡が「メール」→「同盟」タブで「大型???配置済み※」という内容のメールが来るのでそこから「進む」で建物まで移動するか、または建築した本人が共有などをして大型採集場を建てた事を知らせてくれると思うので、その情報を頼りに大型採集場をマップから選びます。その後、建物をタップすると「詳細」というボタンが青く表示されているはずなので、こちらをタップします。
※???には養殖場、製材所、コークス工場、製鉄所のどれかが該当します。
そうすることで大型???の現在採集を行っている人のリストなどが表示されますので、画面下側にある「採集」ボタンをタップします。
採集ボタンをタップすると、大型???に採集に向かわせたい英雄と兵士を選ぶ事になります。ここで注意点として、この大型採集場はあくまで「採集」の分類になるため、レア英雄の採集能力アップが適応されますし、科学技術では「??採集」という名前の研究が適応されます。ただ今回は製鉄なので本来ならば鉄鉱の採集量アップを持つ「スミス」を選ぶべきなんですが、スクリーンショットを撮っていなかったので代理で石炭担当の「チャーリー」の場合を貼っておきます。
採集量アップを持つレア英雄の情報について知りたい方はこちらへどうぞ。
上のスクリーンショットでは、チャーリー以外に自動選択で強い英雄が選ばれた状態で表示されます。ですが、タイルキルの発生しない安全な資源なので、英雄はレア英雄のチャーリー1体だけにし、他の二人は除名します。
除名した結果、右上に表示されている「採集量上限」が減っていますが、12時間いっぱい採集しても大丈夫そうな数であれば、遠慮なく「出征」させてしまいましょう。なお、スクリーンショットにも書いていますが、採集量限度が計算出来ない(大型採集場までの移動距離やレア英雄で採集量アップになった場合を考慮できない)ため、かなり多めに兵を割り振った方が良いです。
さて、出征させて無事に大型採集場に到達したら「大型???」のメニューから「詳細」ボタンをタップして、表示される右上の情報を確認します。「残り存在時間」と「採集残り時間」が一致している場合は、建物が消滅するか取り壊しされるまで採集出来る事を示します。また、上から2番目の「採集済み」は、現時点での採集量です。途中で「召還」した場合はこの数値の素材を都市に持ち帰ることになります。
さて、採集に部隊を送った結果で持ち帰る素材量を知りたい方は、フィールド画面から建物をタップした時に表示される上のメニューからウィンドウ中央にある「採集量」という項目を確認すると良いでしょう。ここに、現時点での採集した量と採集できる限度数が表示されます。なお採集に派遣した兵数が少ない場合、時間いっぱいまでは採集出来ず、この採集量に書かれている限度数まで取得した後、自分の都市に自動的に戻るようになっています。
大型採集場を同盟として運営していくにはどうしたらよいか
ここまでの説明では「大型採集場便利じゃない!」と思う方は非常に多いと思います。私も次に説明する事を除けば、出来れば毎日作って同盟全体で使いたいと考えました。しかし同盟としてこの施設を運営していくに当たって問題にぶち当たったのが「同盟資源の量」です。
この大型採集場を建築するためには同盟資源の生肉・木材・石炭・鉄鉱をそれぞれ200K消費して一回建築出来ます。12時間で自動消滅しますので、次の採集場として1日2回目の建築を行うと、1日当たり合計で生肉・木材・石炭・鉄鉱を400Kずつ消費することになります。
こここで同盟の運営をしている方ならある程度気づくと思いますが、「鉄鉱」の同盟資源を増やしてくれる「同盟鉄鉱場」がサーバ内のマップ中央付近にしか存在しないため、一日400Kの鉄鉱を消費するとなると素材枯渇になり、同盟科学技術などの研究が行えなくなる問題が発生するのです。実際に私の同盟でも大型採集場を建築を繰り返したお陰で鉄鉱がかなり足りなくなり、大型採集場を建てない期間を設けたり、新たに同盟旗を用いて同盟鉄鉱場を占領するなどして対応せざるを得ませんでした。最近は同盟科学技術が全てカンストしたこともあって大型採集場を建てる事を普通にしていますが、まだ同盟科学技術が育ってない同盟は、毎日ではなく夜間だけ大型採集場を1回建てるとか、週7日の間で2日間だけ大型採集場を建てるとか、そういった自分の同盟で出来る範囲の運営方法を考える必要があると思います。
同盟資源の仕組みと資源を増やす方法についてはこちらをご覧ください。