ホワイトアウト・サバイバルでは様々な通常イベントが行われていますが、領主装備や領主宝石などの強化アイテムはどんなプレイヤーであってもほしいものです。今回紹介する通常イベントは、報酬で得たトークンを元に領主装備や領主宝石の素材となるものを購入できるイベントなので、領主レベルが22以上や25以上の方にとっては参加を逃すのは勿体ないイベントの一つでしょう。しかしこのイベントは兵士は死亡しないのですが負傷する事があり、同盟援助による負傷回復が出来ません。なので賢く戦わないと兵士不足で戦えない、なんて事もあり得ます。
そこで今回は兵器工場争奪戦の概要と、どういった事を注意しながら戦うべきかについて記していきます。
兵器工場争奪戦の実施日時と参加条件
兵器工場争奪戦は2週間おきに一回実施します。日本時間の日曜における4つの日時(11:00、21:00、23:00、翌日4:00)のどの時刻に参加したいか、まず投票という作業が行われます。その後、投票した結果を基にR5の盟主やR4の方々が前述した時刻のどの時刻で実施するか、また参加するプレイヤーは誰にするかを決定します。
そして参加条件ですが、同盟に参加している事、そして大溶鉱炉レベルが16以上である事、また前回のログイン日時から5日以上経っていないことが条件となります。
上記の参加条件を満たし、投票でどの時刻に兵器工場争奪戦に参加したいかはっきりしたところで、R5の盟主やR4のメンバーによって何時頃に実施するか、またその時刻への参加メンバーはどうするかを決定します。例えば筆者の同盟では21:00にやりたい人が圧倒的に多いのでその時刻を必ず指定して実施します。
また軍団を2つに分けて兵器工場争奪戦に参加する事も可能です。その2つめの軍団が使えるようになる条件は、同盟レベル6以上、かつイベントの週の同盟の累計ログイン人数が40名以上である必要があります。この時、盟主とR4は軍団2というもう一つのグループの編集を行わなければなりません。全く同じ時刻には開催出来ないので、軍団1とは別の時刻に開催を予約する必要があります。筆者の同盟の場合だと、23:00に実施したいという人が投票で第二位になっているので、23:00に軍団2を割り当てています。
なお、このイベントに参加するためには参戦者や補欠人員の合計が15人でなければマッチング不可のためイベントに参加出来なくなります。また、イベント開始前のエントリーフェーズでは自分の同盟の総力ランキングが上位20名のプレイヤーが参加申請を出せるとの記述がゲーム中の説明にあるのですが、後述する「軍団マッチング」の事を指しているのだと思われます。これについては後述するのでこの場では取り扱いません。
イベント中のルール
では次に、兵器工場争奪戦におけるルールを箇条書きにします。
- 兵器工場争奪戦では兵士は死亡せず、戦闘終了時には負傷兵は自動的に回復します。
- 戦闘開始時、マッチングした2つの同盟が戦場に入って戦います。戦闘時間は1時間です。
- 同盟が1つの建物を初めて支配(建築物を味方の色に変えるまで占領する)または建造物を持続支配すると、同盟と個人の「軍事施設ポイント」を獲得できます。
- 残り時間がゼロになると戦闘は終了し、より多くの「同盟軍事施設ポイント」を所有している側の勝利となります。
- 報酬は全体戦績「同盟軍事施設ポイント」と、個人成果「個人軍事施設ポイント」に応じて配布されます。
- 軍団1の勝敗に応じて、同盟の評価と同盟報酬が付与されます。
イベントのプロセスについて
次に、イベントにおける参加締切や戦う同盟のマッチングなどのプロセスについて箇条書きします。ゲームの遊び方に影響が出る「軍団マッチング」の事は、盟主やR4は理解しておいた方が良いでしょう。同盟メンバーの中でランクの低い方については読み飛ばしてかまいません。
- エントリー締切後は参戦リストはロックされて変更できなくなります。
- エントリー締切後に同盟に加入したメンバーは参戦できず、同盟参加報酬も獲得できません。
- R3以下のメンバーは任意の軍団に参戦要請を出せます。またエントリー終了後までに要請した軍団を好きに変えられます。ただし、要請出来る軍団は1つのみです。
- 参戦者のリストはR5の盟主とR4以上のメンバーが決定し、参戦者を最大30名まで、補欠を10名まで選べます。各メンバーは1つの軍団のみ参加出来ます(参戦と補欠を含む)。
- 軍団マッチングはマッチングスコアと軍団の勝率で決まります。
- マッチングスコアはエントリーリストの部隊戦力が高い上位20名の領主の部隊戦力で決まります。
- 同じ時間帯にエントリーした軍団同士で優先的にマッチングされます。同じ時間帯にマッチングできる軍団がない場合は別の時間帯にエントリーした軍団とマッチングされます。最終的な時間帯は、双方が選択した時間帯と、その間の中間の時間帯からランダムに選択されます。
- 戦場が開放されるとすぐに入場できますが、偵察または出撃状態の部隊がいない、軍医所に負傷兵がいない、城壁が燃えていない、大使館にも他の領主の援軍がいない事を確認してください。
- 戦場に入ると味方同盟は青、敵同盟は赤で表示されます。
戦闘ステージについて
戦闘ステージにおける時間の流れは下記の通りです。
- ステージ1:開始直後、武器試験場、武器修理工場、スチームボイラー、中継所が開放されます。
- ステージ2:開始から15分後、王室兵器工場、兵器倉庫、傭兵野営地が開放されます。
- ステージ3:開始から15分後と20分後、地図上の武器工房がランダムに出現します。
戦闘におけるルールは下記の通りです。
- 兵器工場争奪戦にて建築物を占領または支配すると「同盟軍事施設ポイント」と「個人軍事施設ポイント」を獲得できます。一部建築物はさらに様々な強化効果を提供します。
- 戦闘開始時、参戦者は無料の上級都市移転を一回獲得します。使用するとクールダウンに入り、12分経った時点で回数が戻ります。なおこのクールダウン時間は建築物の「中継所」によって時間を半分に出来ます。さらに上級都市移転アイテムを消費しての移転も可能です。
- 戦場にいる部隊は死亡せず、戦場軍医所に入ります。戦場軍医所容量に上限はなく、負傷兵を治療しても資源は消費しません。
- 戦闘終了後、および途中で戦場を離脱する際は戦場軍医所にいる全ての負傷兵は回復します。
- 戦場では、建築物燃焼速度が大幅に上昇します。都市防衛に失敗した場合、直ちに消火しなければ都市は強制的に安全エリアに移動させられます。
- 建築物防衛時に10,000戦力の部隊を倒す度に「個人軍事施設ポイント」を40獲得しますが、「同盟軍事施設ポイント」は獲得しません。
- 建築物攻撃時に10,000戦力の部隊を倒す度に「個人軍事施設ポイント」を80獲得しますが、「同盟軍事施設ポイント」は獲得しません。
- 戦闘中に戦場を離脱するとクールダウンに入り、12分経過しなければ戦場に戻れません。
- 科学研究所、同盟科学技術、VIP、領主装備、都市強化アイテム、装飾強化効果は戦場で効力を発揮します。
建築物とその効果について
この項目では戦場にある建築物とその効果について、スクリーンショットを基に紹介していきたいと思います。
まず最初に兵器工場争奪戦で全体の状態を見渡すのに非常に使い勝手の良いマップツールがあるので、それを選択してみましょう。下記スクリーンショットでも説明書きがありますが、画面右上の縮小マップの下にある「戦闘マップ」というものをタップする事で使う事が出来ます。
選択すると兵器工場争奪戦の全体マップの他に、どこの施設に仲間や敵がどれだけ駐留しているか、完全占領が出来た施設はどこか、などなどの情報を一目で確認することが出来ます。このマップを見ながら各プレイヤーの動きに指示を出す人がいると、戦場の有利さはだいぶ大きくなるでしょう。
上の戦闘マップに直接書き加える形で施設の名前を書き込んでいますが、それらの施設について説明していきましょう。
マップの①に位置している一番軍事施設ポイントを稼ぐ事が出来る施設です。戦闘開始から15分後に開放されます。この施設では、味方か敵かどちらが占領しているかを問わず、ある一定時間毎に傭兵が攻撃を仕掛けてきます。それによって敵の同盟との戦闘がなくても、駐屯している兵士が負傷していくという問題が発生します。占領を維持するために、多めの人数で負傷した分の兵士を追加で送り続けるといった戦い方が必要になるでしょう。
マップの二つの②に位置している、建物の中では2番目に軍事施設ポイントを稼ぐ事が出来る施設です。この2つの建物は味方と敵の同盟のすぐ近くにあるため、容易に占領が可能でしょう。早いうちに占領して軍事施設ポイントを貯めたいところです。
マップの③に位置している修理工場です。自動的に稼げる軍事施設ポイントはポイントを稼ぐだけの施設の中で最小ですので、②の武器試験場や後述する特殊建築物を先に優先し、余裕が出来たら占領に動く、というのが良いと思われます。
この兵器工場争奪戦で最も重要視される建物である④の「中継所」です。何故重要視されるかというと無料の「上級都市移転」のクールダウン時間を12分から6分に短縮してくれるからです。この兵器工場争奪戦では違う建物を占領しにいくのに、わざわざ遠くから派遣して時間を使うより占領したい建物の近くに都市移転して、そこから占領した方が簡単ですし、また施設が襲われて負傷兵が増えたときに新たな兵士を建物に出征させるのも簡単に出来るからです。
なお、中継所を占領した瞬間に上級都市移転のクールダウン時間は自動的に半分の6分間を短縮します。逆に中継所を奪われた場合にはその瞬間からクールダウン時間が延びるようになってますので注意が必要です。
兵器工場争奪戦にて2番目に重要視される建物が⑤のスチームボイラーです。この建物は他の建物の占領を始めたときに、占領時間を50%短縮してくれる機能を持っています。建物の占領には開始してから2分ほどかかるので、それが1分になるのは相当メリットがあると言えます。
開始時刻から15分後に開放される施設の一つ、⑥の兵器倉庫です。この施設を占領することによって、部隊ダメージ上昇+15%と被ダメージ低下-15%するという効果を持っています。ただステータスは魅力があるのですが、イベントに参加している人数が多ければ占領に動いて良いと思いますが、参加人数が少ない場合に占領するのは結構大変です。極端に戦いやすくなるわけでもないので、優先度は低いと言えます。
開始時刻から15分後に開放されるもう一つの施設は⑦の傭兵野営地です。この建物を占領している隊長は、使い方は後述しますが自分たちの軍とは無関係な傭兵に敵が占領している建物を攻撃させることができるようになります。これも極端に戦闘が楽になる、というものではないので優先度は低いと言わざるを得ません。
最後に、開始時刻から15分後と20分後以降に定期的に沸いてくる武器工房という一時施設があります。この建物は燃霜鉱区でも「噴火鉱脈」というランダムで配置されて採集出来るものと同じようなもので、4,800の採集を20分で採集し終える事が出来ます。今まで紹介した①~⑦より優先度は低いですが、細かい採集は戦闘を助けます。手の空いている人はこの武器工房を占領するように心がけると良いでしょう。
傭兵野営地の使い方
前の項目で紹介した「傭兵野営地」を占領した時の使い方についてです。まず傭兵野営地の建物をタップすると、次のようなメニューが表示されるので「傭兵軍攻撃」のボタンをタップします。
すると「傭兵軍攻撃」という専用画面が表示されるので、「派遣」をタップすると敵が占領している建物に攻撃を仕掛けてくれます。クールダウン時間などがあるとは思うのですが、調査不足で今のところ何分おきに使えるかは分かりません。(※今後調査して掲載します)
報酬について
この兵器工場争奪戦イベントでは、勝利した同盟と敗北した同盟との両方にそれぞれ手厚い報酬が準備されています。同盟ごとの報酬については下記の通りです。勝者となった同盟の方が敗者の同盟より2倍近い報酬があるのが分かるかと思います。
勝負結果 | 軍事施設コイン | 100ダイヤ | 上級都市移転 | 金の鍵 | 10K生肉 | 10K木材 | 10K石炭 |
勝利 | 2,000 | 6 | 2 | 4 | 80 | 80 | 16 |
敗北 | 1,500 | 3 | 1 | 2 | 40 | 40 | 8 |
そしてここからは個別報酬ですが、勝利した場合と敗北した場合の報酬がそれぞれ異なるため、まず勝利した同盟の個別報酬を下記に示します。
勝利同盟への報酬一覧
個人軍事施設ポイント | 軍事施設コイン | 100ダイヤ | レジェンド共通英雄の欠片 | 英雄装備ラッキー宝箱 | 1時間訓練加速 | 英雄経験値5,000ポイント |
2,000~19,999 | 2,400 | 4 | 2 | 2 | 4 | 40 |
20,000~41,999 | 4,800 | 8 | 4 | 4 | 8 | 45 |
42,000~89,999 | 7,200 | 12 | 6 | 6 | 12 | 50 |
90,000~179,999 | 9,600 | 16 | 8 | 8 | 16 | 55 |
180,000+ | 12,000 | 20 | 10 | 10 | 20 | 50 |
敗北同盟への報酬一覧
個人軍事施設ポイント | 軍事施設コイン | 100ダイヤ | レジェンド共通英雄の欠片 | 英雄装備ラッキー宝箱 | 1時間訓練加速 | 英雄経験値5,000ポイント |
2,000~19,999 | 1,200 | 2 | 1 | 1 | 2 | 15 |
20,000~41,999 | 2,400 | 4 | 2 | 2 | 4 | 20 |
42,000~89,999 | 3,600 | 6 | 3 | 4 | 6 | 25 |
90,000~179,999 | 4,800 | 8 | 4 | 6 | 8 | 30 |
180,000+ | 6,000 | 10 | 5 | 8 | 10 | 35 |
兵器工場争奪戦の戦い方のセオリー
さて最後の項目となりますが、兵器工場争奪戦での戦い方はどのようにすべきでしょうか?時系列別に箇条書きしてみます。
- 戦闘開始直後から中継所とスチームボイラーに上級都市移転して、真っ先に占領する。この際、中継所とスチームボイラーの効果の高さを知っている相手方同盟は必ず同じように上級都市移転して戦闘になるので、特に中継所の方は最も強い人が向かうべき。
- 中継所とスチームボイラー以外を担当する人は、自軍に近い位置にある「武器試験場」と、同じく自軍に近くの武器修理工場を占領に回ります。
- 相手の同盟が敵軍側に近い施設を占領し終わっていたら、プレイヤー毎に個別に敵同盟が占領した建物に攻撃してみます。一応偵察をして、勝てる可能性があるかどうかチェックしてからの方が良いでしょう。
- 開始15分が過ぎた頃に王室兵器工場と兵器倉庫、傭兵野営地の3つが開放されるので、開始15分経過前に上級都市移転を使って2~3人王室兵器工場へ出征する準備をしておくと良いです。
また、この時刻の頃から武器工房が北東、北西、南東、南西の位置に4つずつ沸いてくるので、出征部隊に余裕がある人はそれらの武器工房に兵士を送って占領し、更なる軍事施設ポイントを稼ぐとなお良いでしょう。 - 王室兵器工場を無事占領出来た場合、一定時間毎に敵・味方のどちらにも属さない傭兵が王室兵器工場を襲ってきます。また敵同盟も王室兵器工場を占領するために出征してくるでしょう。王室兵器工場を占領しているプレイヤー達複数名は、王室兵器工場に盾兵を5~7割程度にした配分の兵士を援軍として送って対処します。傭兵や敵同盟の軍団から攻撃を受け続けたとき、どの兵士が一番負傷するかというと盾兵だから、というのが理由です。また状況次第では手が空いている人からも王室兵器工場に援軍を出して貰い、建物の占領を維持します。
- 開始20分が経過したところで、開始15分で沸いた武器工房とは別に、北東、北西、南東、南西の4つの方角に2軒ずつ武器工房が現れます。余裕がある場合のみ占領しにいきましょう。
- もし王室兵器工場が相手に占領されたらどうするか?ですが、この場合は相手が王室兵器工場に何人いるかを偵察で調べた上で、王室兵器工場の近くに都市移転している人を増やした上で集結を実施すると良いです。また、その集結で無事奪う事が出来た場合は、援軍を建物に送って再占領されるのを防衛します。
- 王室兵器工場での戦闘である程度有利な状況を作る事が出来ると、相手同盟は都市の直接攻撃や他の建物の占領へと派兵し始めます。王室兵器工場を占領している人は傭兵野営地と兵器倉庫に駐屯させていざというときに待機しているのが無難です。他の建物を占領された場合などは、王室兵器工場を守っていないプレイヤーが対処すべきです。
- 相手同盟などに攻撃されて、一定時間が経過した建物を占領されてしまった場合、および反対に一定時間が経過した相手同盟の建物を占領仕返した場合ですが、通称:弾と呼ばれる「軍事施設ポイント」が占領した時間に応じてばら撒かれます。小さいものだと50程度ですが、大きいものだと1,000を越える軍事施設ポイントがばら撒かれるので、近くに自分の都市がある人はこの軍事施設ポイントを「拾う」作業に向かわせましょう。特に乱戦になってくるとこの”弾”を拾っているかどうかで勝敗が変わってきます。
この兵器工場争奪戦で実力が拮抗している敵同盟を意識して書いてみました。ただ兵器工場争奪戦は今まで何度も参加してきましたが、30名に達するまでプレイヤーがログインしてきた事は今のところ全くありません。マッチングによっては自同盟が10人以上いるのに、相手同盟が一人も参加者が集まっていない、なんてこともありました。なのでプレイヤー数の「数の暴力」を使えば、さほど攻略情報通りにやる必要はないのかな、とも思います。